• 昭和10年、不知火公 爵(清水紘治)は、自らの演出でマルキ?ド?サドの『悪徳の栄え』を妻の珠江(李星蘭)主演、脇はすべて犯罪者の劇団員でしめた舞台劇として上演しようとしていた。そして公爵は、劇団員の犯(牧野公昭)に命じて妻を犯させるという舞台裏の演出をほどこすが……。 サドの原作を劇中劇にして、昭和初期、226事件直前の貴族の退廃をエロティシズム濃厚に描いた実相寺昭雄監督ならではの異色作。倒錯と欲望と退廃を徹底的にスタイリッシュな映像美で捉えながら、そこから導き出されていく狂える孤独感をも巧みに描出。また昭和初期の東京が舞台ということもあって、実相寺監督の前作『帝都物語』と表裏一体をなす作品としても讃えられている。気品と狂気をあわせ持つ清水紘治の名演も特筆しておきたい。 奇才?実相寺昭雄監督が放つサスペンスミステリー。サディズムの語源となったマルキ?...
  • 日本製作のオリジナルビデオ。R指定作品。実相寺昭雄監督と加賀恵子主演によるエロス3部作の最終章。ミステリー色を加えた官能サスペンス?ドラマが展開する。無名時代のトヨエツこと豊川悦司も出演している。 岡田は、妻絹子の浮気調査の為、闇興信所を訪れた。自分の野望を達成させるには、浮気の証拠が必要なのだ。一方、興信所の所長は、証拠写真をネタに絹子を恐喝する。秘密クラブでカメラが趣味である老人のモデルになる絹子。撮影当日、嫌がる絹子をクラブのママは強引に股を開かせ、次々と恥ずかしいポーズを取らせていく。段々エスカレートし、若い男とのSEXまで録られてしまう???。